月の影響 — ALSはライム病?

この文章は、アーレが今唯一コミュニケーションに使える目を使って一字一字時間をかけ書いたものを、翻訳家及びライターの方の協力と、妻の由紀が日本の皆さんに背景が伝わりやすいよう情報を一部追加して書きあげてます。————————————————————————————————–

月の光と引力は生命体の行動に影響を与えている!

月が地球に与える影響の中で最も明確なもののひとつは、潮の満ち引きに関するものだ。複数の研究によると、一部の生物の中には研究室内で変わらぬ温度と明るさの中にいても、満潮の時間になると活動が最も活発になるものがいるという。

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月の光もまた生物たちの行動を変える。多くの海洋生物は、自らの受ける光の量を一定にするために、月の光の変化に合わせて海中を上下に移動する。陸の上では、明るい夜は猛獣を避けて身を潜める動物がいる一方で、狩りのため現れる夜行性の動物もいる。

月が人間に及ぼす影響に関しては多くの議論の的となっている。一部の医療関係者や警察関係者などによれば、満月の夜が最も勤務が忙しいという。犯罪の発生数も、救急外来の受診や出産件数も、満月の時が最も多いというのだ。科学は、いまだ確固たる証拠を見つけてはいないが。

月のリズムに関して最も調査されているのは、女性の月経周期と満月の関係、そして人間の睡眠障害との関係だ。(こちらのテキストは私がインターネットの様々なソースから引用した。これらのテーマについては、多くの人が書き記している。信頼性のある、包括的なソースをウィキペディアで見つけた。)

この影響は非常に興味深い。私が思うに、私たちの多くは自らの臓器に宿る細菌や寄生生物の影響を受けているのではないだろうか。

月はおよそ45億年前に誕生した。地球上に、最初に登場した生命体は現在、存在する細菌の先祖にあたる生物で、約40億年前に誕生している。現代の人類が登場したのはおおよそ20万年前だから、月のサイクルに関しては我々よりも細菌の方が2万倍も長い時間を経験してきているわけだ。

私が関心を持ち続けてきた「武道」には、ひとつの技を1万回練習しないと習得したとは言えないという指導原理がある。“1万種類の蹴りを1度ずつ練習した人は恐ろしいとは思わない。だが、1種類の蹴りを1万回練習した人は恐ろしい”(ブルース・リー)

月の効果に関しては、細菌は大いなる達人だ。満月に合わせて私たちの身体の中で活発な活動をし、私たちはいわゆる月の変化でバイオリズムが変わる。

ここで私は自分が経験した血液検査について話をしたい。

血液検査は、病気の診断、治療効果判定の目的で、血液の諸成分を量的、質的に検査することができる。人が病気にかかると,これらの物質の組成が変わるとともに,健康人の血液には含まれないような異常物質が出現する。血液検査によって多くの病気の状態がわかり診断が下せるので、今日では最も重要な検査法の一つとされている。

血液検査は,大きく分けて「細胞成分の検査」と「液体成分の検査」に分けられる。

私の場合、後者の液体成分を検査し、免疫学的検査,各種細菌検査を行うことで、病原菌、免疫反応を調べた。

これは、「ALSはライム病ではないか?」という仮説を立てたアメリカ人の患者で治療を受けてALSの症状を治癒した人たちがいることを弟が調べて知ったからだった。この仮説で、ALSと言われている人たちが治療して治ったケースが何件も存在している。私は藁にもすがる思いでこの仮説が私にも該当するのか確認したく、血液検査を行った。

ただし、各血液検査の正常値は検査機関によって異なるため、複数の機関に依頼し統計を見るなど、それぞれの検査結果を検証する作業が必要となる。血液検査を行う団体の中で、体に共生するバクテリアの研究を専門に取り扱う機関が世界には幾つかある。私はノルウェーに戻ってきた当初、複数の研究機関に依頼をした。

結果的に、私は3つの異なる研究所へ提出し検査を行った。

ドイツのBAC(ボレリオス・セントラム・アウグスブルク・クリニック)、アメリカのカリフォルニア州にあるIGeneX、そしてベルギーのRED Laboratoriesに依頼した。

そこでは興味ある検査結果が出た。

西洋医学においても、まだこの定説を一般化していない、ましては、日本の皆さんはライム病というものを聞いたことある人は一握りだと聞いている。だが、胃腸にはあらゆるバクテリアが住んでいて共生しているからこそ私たちの身体は機能しているのは事実。ぜひ、関心のある方は、この検査を受けることをお薦めしたい。バクテリアが私たちの体調もしくは生活リズムにどれだけ影響しているか、強いては満月に影響を受けていることも理解していただけるだろう。

さて、ドイツで行った抗体の検査では、ライム病であれば、原因と推定されているボレリア菌、寄生虫バベシア、クラミジア、エールリキア属細菌及びマイコプラズマの抗体が現れる。
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だがこの検査では、私に抗体は現れなかった。
だが、別の検査方法でより複合的と称されいているPCR法(ポリメラーゼ連鎖反応法)検査により、ボレリア・ブルグドルフェリのDNAが発見された。この伝染病研究所は検査結果を比較するため、私の検体をカリフォルニアのIGeneXにも送ったが、ここでのPCR法検査でもこのボレリア・ブルグドルフェリのDNAが確認された。
さらに、このドイツの研究所の検査結果により、私のCD57抗原(抗ヒトCD抗体)とナチュラルキラー細胞という免疫力を確認する二つの数値が非常に低く受けだ打撃が悪化してもおかしくない数値がでていることが指摘された。

ベルギーのRed laboratoriesの検査では抗体は全く発見されなかったが、大変興味深い新たな定説が出た。この機関は通常、バクテリアの活動サイクルを想定して2、3週間で検査結果をだすところ、2、3か月かけることで、バクテリアの想定されていない90日周期で見えてくる行動を見極めたいと、長期の時間を使って検査をしてくれた。
そして、他では見つからなかった桿菌状バルトネラとボレリアのポリメラーゼ連鎖反応が認められた。以前のドイツの検査結果より2年弱の時を有したこの検査であったにもかかわらずバクテリアの情報は存在していた。やはりここでも、私のCD57抗原とリンパ球の数が非常に低いことも確認された。

初めにドイツとアメリカの検査結果の後、私はノルウェーで唯一ライム病の原因とされているボレリア菌の治療を試みて、公的な機関ではなく、プライベートなクリニックで治療を受けた。そこには多くのALS患者が希望を託して治療に訪れていた。一人の友人はいまでもALSと闘っている勇士の友人の一人だ。

ノルウェーで行っていたこれらのバクテリアに効果が高いと言われている、セフトリアキソンIV(*抗生物質)による治療を12週間連続で受けた。私はその治療中に、さらに詳細な治療を行っているドイツにわたって治療を受けようとしたが、結果は抗生物質の副作用で肝臓の数値があがり、治療を続行できないという結論を言い下された。大変残念だったが私は治療もままならないまま、家族のいるノルウェーへ帰国せざるを得なかった。

そしてこの治療1年半後にバクテリア研究では最も長い研究をしているベルギーの医師に巡り合い、世界でもまだ研究が少ない別の菌が存在していることが分かった。

では、これらの2年半の間に取った血液検査の結果から菌が私の体の中で症状を発症させている、ということを仮定した場合、どういうことになるか:

* 私には少なくともと複数のボレリア菌は元より、複数のバルトネラ菌も感染している。
バルトネラ菌においては、まだ世界でも研究がほとんど進んでいない。
* 初回行った、3カ月にわたって受けたセフトリアキソンIVの治療から効果はでなかった
* CD57抗原の数値(免疫力の指針となる数値)の異常値は私の感染状態の深さを示した。

私の免疫の抵抗機能は弱くて抗体を作り出せないため、様々な手法の抗生物質の治療を試した。しかし、2年半の奮闘を経て、私の体はどの治療にも耐えられないことがわかり、幾度とも治療を中断しなくてはならなかった。

この数値を信じつづけるとどうなるか?そこに希望があるのか?
それらの菌の治療ができないという結論が出た後、私はどうしたらいいのか?
もしかするとPCR法による検査事態が間違っていたとしたら?
CD57抗原とナチュラルキラー細胞の数値はどういうことなのだろう?
私のALS症状は未知のウィルスの仕業なのだろうか?

私は何日も何時間も、何夜も、3年近くの間、なにか確証できる情報がないか、指先がほぼ動かなくなり、目で入力することが始まった時もまだ、可能性を信じて調べ続けていた。

ALSとは次から次へと病気が重なり、一つの同じ症状を作り出しているもので、その症状に対して考えられる他の病名を想定しては、消去法で排除してゆき、最後にどれにも当てはまらない病名として残ったものをALSと称している。(と初めにALSではないかと診断した医師に言われている)だから、細菌(バクテリア)やカビ、ウィルスが体内で侵し、発症するといわれている症状もその要素となり得るのだ。

例えば、紀伊半島南部は、グアム島、西ニューギニアその頻度は、世界三大ALS発祥地として知られてきました。多い地区では、全国平均の50~100倍。1*
この紀伊半島のALS説はヤシの木の菌が原因ではないかという想定がたてられてきた。2*
なお、多くのウイルスやバクテリア、カビらは人間の体の中で常在菌として存在している。だが、ある一定の環境(ストレスや他の病気)で免疫が落ちた時に菌の持つ、毒素の部分が強くなり、免疫の落ちた身体にはそれに適応できなくなることがある。つまり常在菌が悪玉菌となりえる瞬間だ。

繰り返して書くが、ALSは一つの要素でなる病気ではない。
私の仮定で原因を見つけて対処できることではない、

くやしいが、乾杯(=おてあげ)!。

ただ、実際治癒できた人もいるが、残念ながら私には持続して治療するべき効果が出たとは言えない。高額な金額の治療をいつまでも使っても結果が伴わないのではあちこちから借りてまで治療を続けられない。私はこの考えは今でも仮定しているが、これらの追及による治療を2013年夏の段階で断念した。

参照データ
三重大学大学院  地域イノベーション学研究科 紀伊難病研究センター の資料
*1:http://kii-als-pdc-project.com/research_project.html
*2:http://kii-als-pdc-project.com/research_project/research3.html

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